動体視力テスト

GUIDE 03 / 07

スポーツと運転において動体視力はどれほど重要か

野球・テニス・武道選手の動体視力研究、プロ選手同士では差がなかったという結果、運転と事故リスクに関する研究を誇張なくまとめました。

速い球を打つ打者、コートを横切るボールを受けるテニス選手、道路を走る運転者は皆、動いている対象を見る必要があります。動体視力がこうしたパフォーマンスと関係しているという研究は多くありますが、関係があることと動体視力が成績を決めることは別の話です。

アスリートは概して動体視力が良い

しかし最上位層の中では差がなかった

日本のプロ野球選手102名を、1軍固定・1軍と2軍を行き来・1軍経験なしの3群に分けて比較した研究では、静止視力・KVA・DVAのいずれも群間で有意な差はありませんでした(Hoshinaら、2013)。すでに選抜された選手同士では、動体視力よりも他の要因(予測、技術、判断)が成績を分けるという解釈が可能です。

また、選手の動体視力が良いことが生まれつき運動が得意だったからなのか、長年運動をしてきたことで良くなったのかは、こうした比較研究だけでは判断が難しいものです。

運転と動体視力

カリフォルニアの運転者数万人の視力検査と事故記録を比較したBurgの研究とその後のレビューによれば、動体視力は静止視力より事故率との関連がやや一貫して見られたものの、個人の事故を予測する力は非常に低いものでした(ShinarとSchieber、1991)。視力だけで運転の安全性を判断することはできないという意味です。

日本では70歳以上の運転者が免許を更新する際に高齢者講習を受けますが、この講習の運転適性検査には動体視力検査器が使われます。警察庁の基準に基づくこの検査器は、視標を一定の速度で接近させ、見分けた距離から値を求めるKVA方式で、結果は合格・不合格ではなく運転指導に活用されます。

このテストをスポーツ・運転に使うとき

テストしてみる →